少人数学級とはどのようなものですか?

 これまで小・中学校では1学級当たり40人までという基準によって学級を編制していました。
 しかし、児童生徒の状況によってはそれより少ない人数で学級を編制する方が効果的な場合もあり、少人数学級では従来の基準より少ない人数による学級編制を行います。 


 少人数学級はこのようなイメージです


 いままでは、1学級当たり40人までで学級を編制していましたが、仮に1学級当たり35人までと決めて学級編制をすると・・・


 少人数学級では、40人までという基準にとらわれず、それ以下の人数で学級を編制しています。


 少人数学級と少人数授業では同じように思えるのですが、違いがあるのですか?

 少人数学級は常に同じ学級で授業を行い、少人数授業は子どもたちの興味関心や習熟の程度に応じて特定の教科において学級をグループ分けして少人数で授業を行うところに違いがあります。


 実施している学校ではすべての学年で行なっているのですか?

 基本的には、小学校3年生から、中学校3年生までを対象に実施しています。
 しかし、導入している学校のすべての学年で実施しているというわけではありません。市町村教育委員会や学校が各学年の児童生徒の状況を見ながらどの学年で実施するか選択しています。


 少人数学級の利点はどのようなものですか?

 学級の規模を小さくすることによって、子どもたちを掌握しやすく、子どもの実態に即した柔軟な指導が可能になり、先生と子どもたちのふれあいが一層密になるという利点があります。

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