〜京都府立福知山高等学校のホームページをお訪ねくださり有り難うございます〜
◎歴史と伝統を誇る福知山高等学校
本校は明治34年(1901年)に京都府立第三中学校として創立されて以来、明治・大正・昭和・平成と4つの時代を経て、今年度で創立112年目を迎える歴史と伝統を誇る府下有数の高等学校です。また、三和分校は昭和24年(1949年)に昼間定時制として細見分校の名で開校されて以来、昭和30年(1955年)に三村の合併により三和分校と改称され現在に至っています。本校・分校を合わせて、卒業生は約40、000名を数え、政治・経済・教育・文化・学問などさまざまな分野で、国の内外で幅広く活躍しています。
本校は普通科と文理科学科を擁し、名実ともに伝統校としての期待に応えるべく、万全の体制で発展を遂げ続ける学校です。ここ数年の安定した進学実績を基盤に、今後とも一層の充実を図るよう、その自覚と決意を胸に、教職員一同全力を挙げ頑張っています。
また三和分校は、働きながら学ぶ昼間定時制として農業科・家政科を設置し、実習や体験学習を重視した地域密着型の特色ある教育を推進しています。
福知山高等学校は本校・分校とも、諸先輩方、保護者の皆様、地域の方々に支えられながら、教育活動を展開し、多くの俊秀を輩出している誇るべき学校です。その伝統を受け継ぎ、チャレンジ精神にあふれた、心豊かな人間を育成する学校作りをめざしています。
◎校訓「勉学・自律・敬愛」
「勉学・自律・敬愛」を校訓として質実剛健・独立進取の精神のもと、「学力の充実・伸長」を図り、生徒一人一人の「希望進路の実現」に応えるべく、教職員・生徒が一丸となって教育活動に取り組んでいます。
◎「個を活かし、公に生きる」生徒の育成
私は、生徒諸君には「個を活かし、公に生きる」人間になってほしいと常々訴えています。自分の長所や個性を認識し、自分に誇りを持ち、自分という「個を活かし」、それと同時に、自分は社会のために何ができるのか、社会の一員としてどうあるべきなのか、社会における自分の使命は何なのかを自覚して、「公に生きる」精神を育んでほしいと願っています。
◎「強靱で柔軟な自分を創り上げるための4本の柱」
今年度は、全日制課程普通科200名、文理科学科43名、定時制課程農業科10名、家政科9名 計262名の入学生を迎え、全体としては本校が18学級728名、分校が4学級84名となりました。
私は入学生に対し、今後の人生におけるいかなる苦難にも耐え抜き、新たな境地へと進んでいく「強靱でしかも柔軟な自分」を創り上げるために、4本の柱「知性」「感性」「個性」「品性」をバランスよく、自分の中に築いてほしいと訴えました。少なくとも三本の柱があれば建物は建ちますが、より安定感のある、よりスペースの広い建物、すなわち、人間としてより上質な自分を目指すよう、四本の柱をしっかりと築いてほしいと思います。「知性」を追求し、「感性」を磨き、「個性」を見つけ、「品性」を高めるべく、日々貴重な体験を積み、視野を大きく広げ、勉学に、部活動にと充実した高校生活を送ってくれることを心から願っています。
◎安定した進路実績!―2年連続国公立大学医学部医学科合格―
ここ数年京都府北部の医師不足の深刻な状況を生徒諸君に訴えてきました。昨年度に続き、今年度も国公立大学医学部医学科の合格者を出すことができました(京都府立医科大学医学部医学科、香川大学医学部医学科)。京都府北部が抱える医療現場の課題に貢献できる人材を本校から送り出せたことを誇りに思います。
そればかりではなく、今春も京都大学・大阪大学・神戸大学・名古屋大学・東京外国語大学・東北大学・北海道大学・九州大学をはじめとする国公立大学合格者が総計79名という安定した進路実績を成し遂げました。これは、口丹以北では最高の実績であり、自分の進路実現に果敢に挑戦した生徒諸君の自助努力と、その生徒たちを全面的にバックアップした教職員の熱心な指導の両者の賜であると感じています。
先輩諸氏が築かれた光輝ある伝統をさらに充実させる決意で臨みます。これからも皆様方の変わらぬ御支援・御協力をよろしくお願い申し上げます。