| [A] 要因として、書字障害があるケース | 
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					 ◆ワープロなどを用いて、書くことの負担を軽減する。 
					◆書く分量を少なくして、課題への抵抗感を減らす。 
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| [B] 要因として、目と手の協応が弱かったり不器用で、書字指導が必要なケース | 
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					 ◆ノートのマス目の大きさや補助線など、書きやすい工夫をする。 
					◆枠をはみ出さないで直線や曲線を引く練習や、補助線を頼りに形を正しく模写する。 
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| [C] 要因として、視覚認知の障害や記憶力の課題があり、補助手段が必要なケース | 
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					 ◆文字の形の違いを指でなぞらせたり、偏や旁を意識させる。 
					◆似ている文字の弁別をさせる。 
					◆板書と同じ文章を、手元で見せて写させる。 
					◆書く文章を音読させながら書かせる。 
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| [D] 要因として、企画力の弱さやがあり、内容構成を組み立てる上での援助が必要なケース | 
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					 ◆子どもに話す内容を文章化し、それを参考に書かせる。 
					◆子どもの話の中から情景などを質問する。 
					◆書く内容を話させ確認してから文章化する。 
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| [E] 要因として、繰り返しスキルの不足があるケース | 
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					 ◆朝学習や宿題等のみで般化練習をしている場合には、実質的に練習不足であることも考えられる。目の前で個別に書かせてみて、その子の定着に必要な練習量をみる。見守ることで覚えられるケースもあるし、A〜D等、個の要因も見つけられる。
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| [F] 要因として、記憶の弱さがあるケース(いくら練習して書かせても覚えられないケース。) | 
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					 ◆絵カード、エピソード記憶等、他の得意な記憶パターンを捜す。 
					◆記憶そのものが弱いと考えられる場合は、「参考に見てよいもの」等、学習の補助を与える。 
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